AEMの一時的なワークフローの通知メールについて

AEMの一時的なワークフロー(Transient Workflows)は、履歴がリポジトリに保存しないため、処理時間が短縮され、リポジトリの肥大化も大幅に抑制されるなど利点があります。

頻繁に実行されるワークフロー、且つ履歴が必要ないワークフローに対して、極めて推奨されています

設定方法も簡単で、ワークフローのプロパティ設定画面に、「Transient Workflow」の☑チェックを入れて保存すれば、設定完了!

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ここで一つの問題点は、一時的なワークフローが完了する際に、不要な通知メールがAEMから送信されることです。

例えば、大量のアセットがアップロードされる場合、一時的なワークフローの DAM Update Asset が起動され、ワークフローが完了する際に、大量の通知メールがユーザーの宛先に送信される事象が発生してしまいます。

この事象の解決方法は、AEMのOSGi設定により、SendTransientWorkflowCompletedEmailProcessのNotify on Complete ☑チェックボックスのチェックを外すことです。

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この設定で、一時的なワークフローが完了する際に、AEMから不要な通知メールが送信しないようになりました。