Asset Share Commons の Search Results 画面の「Name」列について

Asset Share Commons の Search Results 画面では、「Name」列の内容は、AEMアセットメタデータの「dc:title」項目や、AEMノードの名前になることがあり、検索が困難になります。今回は、AEMアセットのフィアル名（AEMノード名）に統一します。また、「Name」列を昇順や降順でソートしたい場合のカスタマイズ方法もご紹介します。

「NAME」列の表示内容の変更

AEMアセットのフィアル名（AEMノード名）を表示するには、HTLからアセットのAEMパス（assetpath）をjavascriptに渡します。

/apps/asset-share-commons/components/search/results/result/list/templates/list.html

<sly    data-sly-use.fileName="${'asset-share-commons/clientlibs/clientlib-my/js/fileName.js' @ assetpath=asset.path }"></sly>

そして、javascriptでは、AEMパスからアセットのフィアル名を切り出し、HTLに返却します。

/apps/asset-share-commons/clientlibs/clientlib-my/js/fileName.js

"use strict";
use(function () { 
    var filename = "";
    if (this.assetpath) {
        var df = this.assetpath.split("/");
        if (df) {
            //ファイル名
            filename = df[df.length - 1].toString();
        }
    }
    return {
        filename:filename
    }; 
});

取得したアセットのフィアル名は、HTLで「NAME」列に表示するように設定すれば、「NAME」列の表示内容は、アセットのフィアル名に変更されます。

<td class="header">
    <a href="${assetDetails.fullUrl}">${fileName.filename}</a>
</td>

「NAME」列でのソート方法の追加

Asset Share Commons の Search Results 画面のソート方法は、「Last Modified」、「Size」、「Width」、「Length」しかありません。今回は、「Name」を追加します。

AEMのOakインデックスに、ノードネームのインデックスを追加します。

/oak:index/damAssetLucene/indexRules/dam:Asset/properties

nodenameとのノードを追加し、下記の属性を設定します。

#	name	Type	Value
1	name	String	nodename
2	ordered	Boolean	true

+ nodename
  - jcr:primaryType      = "nt:unstructured"
  - name                 = "nodename"
  - ordered              = true

ソートコンポーネントのプロパティ設定画面を開きます。

「Sort By Options」の「Add」ボタンを押下し、追加項目の「Property」に「Name」と入力し、ドロップダウンリストから「nodename」と選択します。

設定値を保存すれば、ソート方法の「Name」が追加されます。