AEMアセットの Metadata Scheam Form Editor について
AEMアセットの Metadata Scheam Form Editor 機能は、アセット管理において非常に重要で、アセットのプロパティ設定画面で編集対象のアセットのメタデータ情報項目を追加・変更することができます。
例えば、アセットのプロパティ設定画面で上記のドロップダウン入力項目を追加する場合、Metadata Scheam Form Editor 画面で、下記のように、Dropdown 項目を追加し、そして、「Add Choice」ボタンを押下し、選択肢の「Option text」、「Option value」を入力すれば、アセットのプロパティ設定画面に一つのドロップダウン入力項目が追加されます。
選択肢の「Option text」、「Option value」に関しては
ここで一つの注意点です。「Option text」、「Option value」は両方必須項目ではありません、「Option value」が未入力の場合、「Option text」の値をリポジトリの属性値に保存されます。
さらに、「Option text」はAEMの i18n の対応対象になり、編集者の環境設定で English 以外の言語と設定する場合、「Option text」の値が翻訳され、リポジトリの属性に保存される可能性もあります。
例えば、Metadata Scheam Form Editor 画面で、Dropdown 項目の選択肢は、下記のように設定されています。
環境設定で言語が「日本語」の編集者がアセットのプロパティ設定画面で上記のドロップダウン入力項目を編集する場合、「Option text」の値が日本語に翻訳されました。
ここで、「スキーマ」を選択して、保存すると、元々は、「Scheam」 との値をリポジトリに保存されて欲しかったのに、これで「スキーマ」との日本語の値のまま、リポジトリに保存されてしまいました。
今回が発生した事象を防ぐため、Metadata Scheam Form Editor 画面では、選択肢の「Option text」、「Option value」両方を入力します。
そうすると、環境設定で言語が「日本語」の編集者がアセットのプロパティ設定画面でドロップダウン入力項目を編集する場合、「Option text」の値が日本語に翻訳されましたが、
保存しますと、リポジトリに保存された属性値は、「Option value」の設定値の「scheam」でした。
編集者の環境設定の言語にもかかわらず、必ず「Option value」の設定値のままに、リポジトリに保存されますので、Metadata Scheam Form Editor 画面では、ぜひ選択肢の「Option text」、「Option value」両方を入力するようにしてください。